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信太山駐屯地 創立記念行事 |
信太山駐屯地は大阪和泉市にあり、
第37普通科連隊などが駐屯しています。
バリケード
いつものように、バリケードのチェックから始めます。
いつも、「注意されるのではないか」と不安に思いながら撮っています。
駐屯地としてはオーソドックスな拒馬ですが、
ビジュアル的にも恐ろしげなトゲが付けられています。
フレーム側面にはU字のフックが付いていますが、
実際の有事の際に鉄条網を張り巡らせるための物です。
訓練展示の準備
式典のあと、訓練展示の準備が始まります。
その間、会場では太鼓の演奏が間をつなぎます。
敵役の陣地を構築中。
予め資材は準備してあるようです。
長テーブルを遮蔽物に見立てるようです。
偽装ネットを展張し、上空に対して偽装を施します。
陣地の手前に蛇腹鉄条網を張り、緩衝地帯を設けます。
設営完了。
手前の鉄条網、後方の車両と相まって、雰囲気が出ています。
訓練展示、状況開始
偵察オートバイと軽装甲機動車による偵察から始まります。
バイクを遮蔽物にするのはお馴染みですが、耐弾性は無いので、被発見率を下げるためでしょうか。
土を跳ね上げながら後退する軽装甲機動車。
ワイヤーカッターを2つ付け、銃座全には周囲装甲が施されており、実戦的な装備です。
UH-1が進入し、4名の偵察要員を降下させます。
彼らは、敵陣にできるだけ接近し、敵の情報を集めたり、FH-70の着弾誘導をしたりします。
ブッシュハットを被っていますし、ちょうど4名なので、まるで英国のSASみたいです。
降下した隊員は直ちに行動を開始。
2名1組でお互い援護と移動を繰り返しながら、敵陣に接近します。
土手を遮蔽物にして戦闘を繰り広げます。
2名が攻撃してる間に、別の2名は移動して回りこみます。
この辺りの動きは世界の軍隊共通のようです。
一方、戦闘地帯のやや後方では81mm迫撃砲が展開中です。
小型の迫撃砲なので、車両1台と数名で運搬と運用が可能です。
砲としては小口径なので威力が小さいですが、簡便なので、展開と撤収が迅速です。
射撃準備完了。
こちらは大型の120mm迫撃砲。
車両で牽引するので、展開にも人手が必要です。
射撃準備完了。
実際には、射撃を安定させるため、砲尾を地中に埋めます。
砲の着弾。
FH-70も、遥か後方から敵陣を叩きます。
アナウンスでは、各砲の射程距離を実際の大阪の地名を用いて説明していました。
後方から74式戦車の援護を受けながらの、前進。
戦車砲、重機関銃、軽機関銃が鳴りまくる、クライマックスです。
下車戦闘。
敵APCに対戦車ロケットで対応。
「ハ」の字型の隊列で敵陣に接近します。
前進しながらの射撃。
後方では、ヘリから降下した4名の特殊部隊員が戦闘に参加しています。
敵防衛線の突破に掛かります。
障害を啓開し、敵陣に雪崩れ込みます。
近接戦!
完全に制圧。状況終了。
装備品展示
展示品は、ごく一般的でした。
規制線から結構距離があります。
一般的な展示品のなかで珍しいのは、マウントに載せられ、対空射撃用サイトを付けたM2重機関銃でした。
50kgもある重機関銃を載せるマウントだけあって、かなり頑丈そうな造りになっています。
実際の射撃陣地は、マウントを囲うようにして浅い円形の壕を掘り、トリガの位置を射手に合わせます。
おなじみのMINIMI軽機関銃。
ベルトリンクが付いていますが、弾頭が青い訓練弾では無いので、おそらく市販のダミーカートリッジだと思われます。
06式小銃てき弾が付けられた89式。専用のサイトも付けられています。
これは初めて見ました。
レミントン製 狙撃銃。
よく見ると、スコープはピカティニーレール上に取り付けられている。
ボディーアーマー。
パルスウェビングがびっしり付いていて、
MOLLEに対応したマガジンポーチなどを取り付けられるようになっています。
スナイパー。体を張った展示。
もともと忍耐力が求められる任務なので、大変では無いのでしょう。
実際には、周囲の植生に合った偽装を施します。
96式装綸装甲車。
最初は気が付かなかったのですが、装甲が追加されています。
試乗コーナー
先着で配られる整理で軽装甲機動車に乗れるコーナー。
どこの駐屯地でも試乗が人気で、整理券はあっという間に無くなります。
しかも、軽装甲機動車に乗れる機会は滅多にありません。
1回に3名しか載れないので、なかなか待ち時間が長そうです。
銃座に居るのは、走行中の安全を確保する隊員の方です。
その他
74式の通った跡(痕)。
ここで超信地旋回をしたようで、ゴムキャタピラでもアスファルトに傷が付いていました。
食堂(民間委託)ではカツ丼をいただきました。
駐屯地によって、食堂の当たり外れが本当に大きいです。
うどんはきっと美味しいのでしょう。
駐屯地の”ノリ”。
駐屯地によって、記念行事には特色がありますが、ここの場合は「体育会系の文化祭」だと思います。
一方で、プログラムのパンフレットが無かったり、シャトルバスの運行があまり効率的でなかったりしました。
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